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Word of Mouse

自分が読んだり見たりした本・映画・アニメのレビューや考察を綴っています

映画『バケモノの子』感想

映画 ★★☆☆☆ アニメ 家族

「期待していた分がっかり」

 

バケモノの子 (角川文庫)

バケモノの子 (角川文庫)

 

 

(以下ネタバレを含みます)

 『時をかける少女』を見た時の感動を忘れられない私は、細田守監督の作品は毎度期待して見ています。

 

しかし、今回も細田監督自らが作り上げた壁を超えてはいませんでした。

時をかける少女>[超えられない壁]>サマーウォーズおおかみこどもの雨と雪>バケモノの子

 

絵はすごく美しいですし、毎度グレードアップはしています。お金もかかっています。作画がよく、渋谷の街は見慣れているため面白く写ったので、☆1でなく☆2にしました。

 

ですが、感動が足りなかったです。

 

なぜか?

 私のこの作品に対する違和感を雄弁にまとめてくださったレビューがあるので紹介します。

movies.yahoo.co.jp

あまりに酷過ぎて、上映終了後もなかなか席から立ち上がれなかった。
とにかく目に付く脚本と構成力の無さ
良い評価を付けている人は本当にこの映画を理解できているのだろうか?
性格上感覚的に観ることのできない私にはとにかく苦痛でしかなかった。

以下悪かった点

・「展開が唐突すぎる」
これが最悪、構成力の欠片も見えない。
(1)一郎彦がなんの脈略もなくいきなり黒化する。
なんの接点もないクジラ化したり、まるで意味不明
(2)主人公も一郎彦もただの人間のはずなのに、心に闇だの不思議な力が使えたりだの
なんの説明もなく超展開が始まる。完全に観客置いてけぼり
(3)いきなり現実世界とリンクし出す
バケモノの世界内で終わらせとけば良かった物を・・・。完全なる蛇足
(4)終盤のヒロインによる一郎彦に対する説教
えっと・・・ヒロインと一郎彦って初対面ですよね?
まるでいらない。
今までまるで接点のなかった人にもっともらしいこと言っても、凄く空々しく聞こえる。

 レビューの一部ですが、本当に的確な指摘だと思います。

『バケモノの子』で一番ワクワクしたのははじめの渋天街に入るシーンでした。

千と千尋の神隠し』を彷彿させるアジアンテイストと、細田監督の作品に多く見られるスピーディーなカメラワークがとても良かったです。

しかし、ピークは序盤で終了。

 

千と千尋の神隠し』と『孫悟空』をごった煮にしたバケモノの世界と、渋谷という俗っぽい都市の二つで世界観がごたまぜになり混乱しました。

 

なぜ人間の一郎彦(デスノート夜神月役など悪役で有名な声優さん:宮野真守!!!)が魔法のパワー(くじら化)を使えるのか?この設定だと楓ちゃんのような人間皆くじらに変身できることになってしまいますよ…

 

ウサギの総帥はすごくかわいかったです。一番愛せるキャラが総帥ってかなりまずい印象です笑

 

次回作に期待しています。宮﨑駿とは違う細田守監督の得意な作風で突き進んでほしいですなあ。