Word of Mouse

自分が読んだり見たりした本・映画の感想備忘録。

本『何者』感想

おもしろかった〜、と読後すぐつぶやいてしまった。

何者 (新潮文庫)

何者 (新潮文庫)


以下ネタバレありで感想。


自分は就活がこの前の夏に終わった立場でこの本を読んだ。ツイッターフェイスブックもやってるし、インスタはアカウントはあるけどほとんど見なくてちょっと苦手。

SNSって自慢とか愚痴とかそんな身内ネタ書くなよーって人とか結構いる、と思う。
光太郎、理香、拓人はホントに「私の知り合いの○○に似てる」ってレベルのリアリティを持ってた笑

読んでる自分の目線は主人公の拓人であるけれど、ギンジ、隆良、理香、などと重なる部分も多少ある。

面白いな、と思ったのは、痛いやつ代表ギンジが実は本物の「意識高いかつ実行力あるやつ」だということがサワ先輩によって暴かれるところ。
隆良は「実行力のない意識高い系」、だししょーもないんだけど、拓人も同じく(もしくはそれ以下の)ダサい「実行力も意識も低い批評家、観察者」でしかも就活2年目(これは気づかなかった!!)。

この話を読んだ時に思い出したのが「意識高い系と本物の意識高いやつ」の違いについての図。
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登場人物のポジションってこんな感じかなあ。
実行力は、この本の表現を借りるなら「10点でも20点でも点数を出す行動をとれる度合い」だし、右に行けば行くほど会社が欲しがるイメージ。
意識は、頭の中で「こうなりたい」みたいな理想があってそのハードルが高い度合い。

そういうのが鮮やかに描かれていて、久しぶりにこんな長文書きたくなるくらい面白い1冊でした!んー怖い怖い。